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3つの柱で正常化-日本旅館協会(2) 会員のための事業推進誓う

日本旅館協会は2012年、国際観光旅館ホテル連盟と日本観光旅館連盟が統合して設立。初年度は国観連の佐藤義正さん(岩手県つなぎ温泉・湯守ホテル大観)、2年目は日観連の近兼さんが1年ずつ会長を務めた。3年目となる今年度は旧連盟にこだわらず、新たに会長を選出することになっていた。

「何が何でもやりとげる」

新会長の選出は、今総会で選任された理事による理事会で決めた。その結果、針谷さんと中村一さん(岐阜県養老温泉・滝元館遊季の里)が立候補し、投票で選んだ。33票対21票だった。

理事の1人は「国観連と日観連の対立の話はやめよう。力を合わせていい会にしようと満場で一致した」と選挙を経て、旅館協会が一枚岩になることを強調していた。

新任のあいさつで針谷新会長は「会長を務めさせていただくことになった針谷了、63歳。いたって健康!」と明るく響く声で宣言。「会長に選出していただき、たいへん光栄に思っています。これからの2年、副会長や理事の皆さんと力を合わせて3つの柱を何が何でもやりとげたい」。

日本旅館協会

近兼・前会長(左)の労をねぎらい
握手する針谷・新会長

3つの柱は(1)会員のための事業推進(2)日本旅館協会の正常化(3)観光立国に貢献する団体への成長―。具体的には、クレジットカード手数料の引き下げ、日本旅館ホテル事業会社の収益を協会に還元することなどを示した。

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