初のツーリズム・エキスポ・ジャパン(3) ジャパンナイトでおもてなし発揮
開会直前まで断続的に雨が降り続いたジャパン・ナイト。関係者をやきもきさせた雨は開会時にはあがり、上野の東京国立博物館上空には途中から星空も広がった。
日本の食・文化で世界のゲスト歓待
主催者はジャパン・ナイトの会場に、ツーリズム・エキスポ・ジャパンのメーン会場である東京ビッグサイトではなく、日本を実感してもらえるユニーク・ベニュー(イベント用ではない特別な会場)として日本最古の博物館とされる東京国立博物館を選んだ。
ライトアップされた博物館前で、秋田の竿燈3竿のパフォーマンスでジャパン・ナイトは開会。国内外から招かれた多くのゲストを前に、主催者を代表して山口範雄・日本観光振興協会会長は「151カ国・地域が参加する世界有数の大きなイベントであるツーリズム・エキスポ・ジャパンで、日本のよさをオールジャパンで発信したい。食や文化をツーリズムとして世界に発信する」と意気込んだ。
また、太田昭宏・国土交通大臣は「2020年には2千万人のゲストを迎えたい。ツーリズム・エキスポをインバウンド・アウトバウンドの前進のスタートにしたい」と話した。
会場には寿司や手打ちそば500食など、日本各地の伝統食の屋台が並び、世界からのゲスト1600人を歓待した。