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よしもと新喜劇快走(2) 月間10万人超を集客

吉本興業が運営するNGK。休日の劇場周辺は黒山の人だかりができる。観劇客だけではない。大阪名物の土産や飲食店が入居するNGK自体が観光スポットになっており、記念撮影をしている姿も珍しくない。

中小旅行会社からも送客多く

本公演は平日2回、土日休日3回。落語や漫才などに加え、よしもとの代名詞とも言える新喜劇がトリを務める。劇場の席数は1、2階合わせて858席で、毎公演9割ほどが埋まる。今年8月は10万人を超え11万人に迫ろうかという集客ぶり。立錐の余地もない劇場に笑い声が響いた。

よしもと新喜劇

ナニワの笑いの象徴ともいえる新喜劇。
全国から人が集まる観光素材でもある

平日を中心にして、団体など旅行会社のツアー客も多い。大手旅行会社だけでなく、中小旅行会社の送客が多いのも特徴だ。

全国旅行業協会(ANTA)の事業受託会社・全旅が発行する「全旅クーポン」の年間取扱実績ではつねにベスト3に入る。1、2位を占めているのがTDRとUSJなので、NGKの集客力は東西テーマパークの雄に比肩するものだといえる。

NGKを核に周辺が熱を帯び、人を絶えさせない。その仕掛けもまたNGKから発している。

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