全旅連・北原体制が始動(2) 軸は耐震・訪日・労働環境
通常総会は2日、唐津市の唐津シーサイドホテルで開かれ、任期満了に伴う役員改選で、北原新会長が正式に就任した。
今年度は「宿泊型新保険指導プログラム」推進
佐藤さんは8年間を振り返り「NHKの受信料の問題や東日本大震災による被災者の受け入れ、東京電力損害賠償問題、耐震改修促進法問題、国家戦略の特区問題など様々な問題に取り組んできたが、ひとつずつ丁寧な対応ができたのは皆さんのおかげ。これからは山形県の理事長として頑張りたい」。
北原新会長は「佐藤前会長が取り組んでこられたことを引き継いで、事業を行っていきたい。耐震問題や訪日外国人の対策、労務環境の改善などを軸に成果を出していきたい」と述べた。
今年度事業については厚生労働省が進める医者と保健師と連携して宿で快適な環境下で、健康な身体づくりを行う宿泊型新保険指導プログラムを積極的に推進することなどが決まった。
また、長年の懸案だった固定資産税の軽減税率については今年度一定の成果は得たものの、引き続き長期的な視野に立った取り組みを行うとし、協力と理解を求めた。