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2千万人見えた(2) 7月は51%増で単月過去最高

7月単月の191万8千人は、過去最高だった昨年を64万8千人、今年4月に記録した年間を通じての単月過去最高も15万3千人上回る好調ぶり。JNTOはその要因として、夏休みシーズンの到来と継続的に行ってきた誘客活動が奏功したことに加え、山口市で開かれたボーイスカウトの世界大会などが寄与したことを挙げている。

中国の伸び著しく

市場別では主要市場のうち、中国、台湾、香港、インドネシアが単月としての過去最高を記録。韓国やタイ、米国、フランスなど15市場が2ケタの伸びで、7月単月の過去最高となった。

なかでも中国の伸びは著しく同105.1%増の57万5千人。全市場を通じて初の50万人台突破で、6月に記録した全市場を通じての単月過去最高を早くも更新した。夏休みの訪日家族旅行人気とクルーズ船の寄港数増加などが要因で、中国各地で訪日ブームが到来しているようだ。

韓国はMERSの影響が払しょくされ、同37.1%増の34万4千人。アジア圏だけでなく同18.4%増で9万8千人となった米国をはじめ欧米各国からも訪日への関心が高まっている。

JNTOでは夏休みシーズン後半となる8月も、東アジアではクルーズ船寄港や日韓航空路線の運航再開、東南アジアではシンガポールやフィリピンで記念日休暇があることから増加が見込めると予測している。

1―7月までの累計は同46.9%増とこれまでの増加ペースを維持。このペースでいけば年間累計は1970万人と2千万人に迫る勢いだ。

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