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地旅で初の集中送客(2) 全国から鹿児島へ、着地型のモデルケースに

国内観光活性化フォーラムには、ANTA会員や観光関係者ら約2千人が参加した。

「全旅協創立50周年記念宣言」も発表

開会あいさつで二階会長は「旅行業を魅力ある産業にするためには、心と心の通う旅行商品を造っていかなければならない。自然や食など地域の特色を我々のネットワークで生かして、着地型旅行を推進しよう」とし、国内観光活性化と地域振興、国際交流の推進を呼びかけた。また、二階会長が提唱してきた11月5日の「世界津波の日」が国連で採択されたことから、ANTAとして同日に記念行事を開催したい意向も示した。

国内観光活性化フォーラム

フォーラムに参加した2千人を前に
二階会長があいさつ

「全旅協創立50周年記念宣言」は(1)安全・安心な旅の提供(2)お客様の信頼と信用の向上(3)心に残る最高な旅の提供(4)観光資源を磨き守る旅の提供(5)お客様と一緒になった感動の旅の創造―で、ANTA会員の行動理念として発表した。

フォーラム開催を一過性に終わらせず、開催地の持続的な観光振興につなげようと「明治維新鹿児島送客キャンペーン」の実施を提案、会場で了承された。6月から2017年1月末までの期間に、全国のANTA会員が鹿児島県へ3万人を送客する。県や市町村とANTA会員が連携し着地型観光のモデルケースとする考えだ。

学生がつくる鹿児島県の着地型旅行プランコンペの表彰式も行われた。九州在住の高校生以上の学生から69作品の応募があり、最優秀賞は「鹿児島から夢の宇宙旅行」を企画した東海大学経営学部の加藤里彩さんに贈られた。

また、東北6県への送客支援事業に貢献した青森県の弘南観光開発など会員9社を表彰した。

次回フォーラムは18年3月3日に石川県金沢市で開催する。

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