全旅連青年部・桑田雅之部長に聞く-民泊対応と今期活動(5) 人口減時代を生き抜く
―次期青年部長も決まりました。次期部長への期待、青年部員へのメッセージを。
西村総一郎君とは、今期、一緒に民泊問題に取り組んできました。民泊緊急フォーラムの開催などで、彼はずば抜けた実行力を示しました。西村君が所信で話したように、日本は人口減の時代を迎え、2020年の東京オリンピックはあるものの、厳しい時代を迎えます。青年部員の多い地方は特にそうです。
地域の明るい未来の担い手に
ITの時代ですから、地方にいてもSNSでも、メールでも、いくらでも情報に触れることはできます。特に青年部が発する情報は、厳しい時代を乗り越えるにあたって有益なものだと信じます。でも、情報は液晶の前で見ているだけではダメです。情報を発信している人の息づかいや熱意に直接接し、見て、話して、感じてほしい。まずは全国大会がそうした場になることを願っています。
これから人口が減少し旅行できる世代も減少してきます。現在、日本の旅行者の9割が国内旅行者、インバウンドが1割ですが、今後、国内旅行者が減少しインバウンドの比率が上がってきます。私は、政府が目標としている2030年に6000万人のインバウンドを増やしたい本当の理由は、人口減による国内旅行者の減少分を埋めるための目標数字だと思っています。
特に地方においては本当に厳しい未来が待っていると思います。自分の観光地にある魅力を再発掘し、それに磨きをかけることがとても重要になる。その役割は地元の青年部です。日々情報を入手して明るい未来を創造するための努力を怠らないよう頑張りましょう。One foe All All for One。