ANTA国内観光活性化フォーラム開催(4) 全旅はインバウンド商談会
全旅(中間幹夫社長)はフォーラム前日の2日、ホテル金沢で「インバウンド商談会」を開いた。台湾から旅行会社21社39人を招き、訪日旅行客の誘致に熱心な自治体や観光事業者、旅行会社が61ブースを出展。着地型商品や地域の観光商材などをアピールした。
台湾の旅行会社招く
商談会は昨年の鹿児島に続いて2回目。インバウンド事業を本格化させる全旅が、訪日旅行市場が東京や大阪など大都市圏偏重する傾向を改め、地方にも流れを創出するねらいで企画した。
開会のあいさつで、全旅の佐藤達雄副社長は「皆さんと交流しようと全国からブースを出展しています。台湾からより多くのお客様をお迎えしたい期待の表れです」と話し、商談の成立へ期待感を示した。
各ブースでは担当者がアピール。「台湾はFIT化が進み、誘致活動も細分化しています。熱心に聞いてくれるのでありがたい」と話していた。
商談会後の懇親会で、台湾側を代表して喜美の黄文桂総経理が「旅行先として魅力的な日本への理解が進み、有意義な商談でした」と述べ、中間社長は「日台の相互交流が進みウィンウィンの関係になるよう、勇気ある挑戦を続けていきたい」と語った。