旅館業の将来に責任 全旅連青年部が18年度総会(3) 学観連とインターン受入で協定
宿で働く魅力伝える
全旅連青年部(西村総一郎部長)は4月17日、東京・平河町の全国旅館会館全旅連会議室で学観連(日本学生観光連盟)とインターンシップ受け入れなどサポーター協定に調印した。両者の協定は8年目で、継続確認のために毎年、契約を新たにしている。
インターンシップは、「若旦那・若女将密着体験プロジェクト」として、就業体験を重視。会場は石川県加賀市の山代温泉を中心に調整中で、期間は8月末から、もしくは9月初旬からを予定している。旅館8軒で学観連の学生約40人を受け入れる。
青年部の西村部長は、「昨年のインターンシップ事業では学生の士気の高さを感じました。今年も、若手経営者と学生のコラボレーションを意義あるものにしたい」と期待を示した。
これに対し、学観連代表の山岡優莉さん(跡見学園女子大学)は、「学観連は今年で発足10年となりますが、本事業は初期からのプロジェクトで今回が8回目です。旅館に就職する観光学部の学生は多くありませんので、インターン事業を通じて旅館に興味を持ってもらいたい」と応じた。
学観連は観光を学ぶ学生同士のネットワークづくりや、観光への理解促進を目的とした学生組織。首都圏の11大学の主に観光系学部・学科の学生が所属している。各大学のゼミ単位や個人で324人の学生が参加している。
(トラベルニュースat 18年4月25日号)
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