HOK連絡会設立 大阪・京都・兵庫の3旅行業協同組合(1) 182社のスケールメリット追求
大阪府、京都府、兵庫県の旅行業協同組合が連携し共同事業を本格スタートさせる。3つの組合の加盟旅行会社182社のスケールメリットを生かした企画力や送客力の向上によって、加盟旅行会社、受入機関、各協同組合の利益向上につながる事業を展開。組合連携による中小旅行会社の新しいスタイル、存在感を内外に示す。
企画力、集客力で利益向上
3組合は、兵庫県旅行業協同組合(門田基秀理事長=国際旅行、26組合員)、協同組合大阪府旅行業協会(OATA、徳原昌株理事長=大阪国際旅行、108組合員)、京都府旅行業協同組合(上原龍男理事長=アートツーリスト、48組合員)。3組合の頭文字から「HOK(ホコ)連絡会」と名づけた。
HOKの3組合が初めて取り組むのは、京旅協が3年前から単独で企画・販売してきた「京りょ まる得ユニットプラン」の共同販売。料金や付帯サービスなど諸条件を特別に設定した旅館29施設に3組合加盟業者が2018年度上期4―9月に優先送客する。
すでに昨年10月から今年3月にOATAと京旅協で「まる得プラン」を共同販売し1千人超を送客。連携によってスケールメリットが出ることを証明した。
京旅協の北澤孝之副理事長は「小さな協同組合でも手を組めばスケールメリットが出てくる。まる得プランも我々だけでは500人ほど送客していたが、今回初めて1千人を超えることができた。上期からは兵旅協さんにも販売してもらえるので、さらに送客が期待できる」と、HOKの取り組みに自信をみせる。
今後は京旅協の「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」やOATAの「日本三大祭 大阪天神祭“船渡御”」も共同販売し、存在感をアピールする方針だ。
(トラベルニュースat 18年5月10日号)
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