果たしたい役割 平成30年7月豪雨-旅行業界に求める「発信」「送客」(2) ネット予約中心に打撃大きく
リアルエージェントの強みは「信頼関係」
愛媛県も風評被害に悩む。松山市の道後温泉も打撃を受けている。ある旅館経営者は「自社ホームページ、OTA経由のいわゆるネット利用のお客様が軒並みキャンセル状態です」と嘆く。
一方で「リアルな旅行会社を介したお客様は、キャンセル一辺倒となりません。特に中小旅行会社のお客様は、その旅行会社と顔の見える信頼関係があるのでしょうね」と話し、非常時に強い中小旅行会社の力添えに期待する。
○
7月19日時点の鉄道開通予定は次の通り。
JR西日本・山陽線は8月1日に下松―徳山の再開を皮切りに、11月中には全通する予定▽姫新線の上月―新見間は数カ月後―年内▽伯備線の豪渓―上石見は8月中旬▽津山線の玉柏―野々口は8月上旬▽因美線の智頭―津山は数カ月後から年内▽呉線は坂―海田市の8月上旬から順次開通し、三原―広間が2019年1月中を予定▽芸備線は順次再開するものの備後落合―狩留家間が長期間かかる見通し。そのほか福塩線や木次線も全線開通まで長期間かかる。
JR東海・高山本線は飛騨金山―下呂が8月半ばに運転再開予定。特急「ワイドビューひだ」は一部列車の運転を再開する計画。坂上―猪谷の再開は数カ月先。
JR四国は予讃線、予土線で、JR九州は筑豊本線、日田彦山線、豊肥本線で運休区間がある。
(トラベルニュースat 18年7月25日号暑中号)
(前の記事)果たしたい役割 平成30年7月豪雨-旅行業界に求める「発信」「送客」(1) 現地の現状、正しい理解を
- 万博へ着々 パビリオン内覧始まる(24/11/15)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(2) 県挙げての食のもてなし実現(24/10/25)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(1) 2030年までに県内産50%へ生産者と大交流会(24/10/25)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(2) サステナブルな観光で世界の基幹産業に(24/10/11)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(1) 目標超える18万3千人が来場(24/10/11)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(2) 宿泊観光産業の推進図る(24/09/26)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(1) 臨時総会で再選(24/09/26)