大手旅行5社トップと初会合 全旅連が意見交換会企画(3) 農協観光大野常務・KNT―CT田ヶ原常務/意見交換
地方分散は覚悟 KNT―CT・田ヶ原常務
KNT―CTホールディングスの田ヶ原常務は「2018年、クラブツーリズムの訪日旅行で最も伸びたのは天橋立など京都府北部です。白川郷、昇龍道も堅調です」と、訪日客の地方分散に手ごたえを感じていると話した。
「クラツーのようこそジャパンツアーは日本人と訪日客が混乗するバスツアーです。年間1500本催行し、日本人、外国人双方に受けています。この分野で勝負していきたい。昨年、富良野でラベンダー畑を貸し切り、朝食を食べる企画には、日・外国人3千人が集まりました」と、日本人と訪日客の交流の場づくりで成功例を積み上げている具体例を示した。
混乗プランは昇龍道や東北で運行している。「今は赤字でもリスクを取りやっている」と意気込みを示した。
一方、中小宿泊施設への誘客では「後手を踏んでいます」と認めながら、「オンライン販売では6千社に登録してもらっており、期待されていることを理解しています。宿泊そのものが目的となるような施設とは、柔軟にスポット契約をしていきたい」と話した。

KNT―CT・田ヶ原常務
食テーマに協働を 農協観光・大野常務
農協観光の大野常務は、訪日客の誘客について「和牛、フルーツなどに訪日客の需要があると感じています」と話し、農業体験など得意分野に力を入れていることを紹介した。
国内旅行の振興についても、全国で食をテーマにしたイベントを始めているとし、中小施設への誘客では「食をテーマにしたこだわりの宿に送客していきたい。貸し切りで使える施設も、イベントを行いやすくありがたい」などと、食をテーマにした協働に関心を示した。
最後に全旅連の多田会長は謝辞で「初会合となった今回は、話しを伺う形になりましたが、次回は双方でディスカッションできる場に発展させていきたい」と話し、継続開催を呼びかけた。

農協観光・大野常務
(トラベルニュースat 19年7月25日号)
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