バス運転手になろう 東京の就活イベントに330人参加(2) 女性運転手3人がトークセッション
乗務体験を披露
同じくセミナー会場では3社の女性バス運転手によるトークセッションが行われた。1人は路線バス、1人は成田空港内のランプバス(飛行場内のバス)、1人は路線バスと観光バスに従事している。3人とも車の運転が好きという共通点はあるものの、バス会社を就職先に選んだ動機や環境は異なる。
「子どもが小学生になったのを機に、正社員になれる転職を考えました。大型2種は会社の制度で取りました」「それほど昔ではありませんが、まだ女性が運転手になれるわけないと思われていた。会社では初めての大型バスの女性運転手でした」。
やりがいも就職の大きな動機だ。「命を預かる責任感から、初めて乗車したときは、クラッチを踏む足が震えました」「お客様から、女性の運転手さんでよかった、優しい運転をありがとうと言われて嬉しかった」「感謝やお褒めの言葉をいただくのは嬉しいですが、お客様が笑顔でバスを降りていくのを見ると、よかったと思います」。
バス会社もずいぶんと、女性が働きやすく変わってきているという。「今では女性専用の待機所もあり、職場環境はずいぶんよくなりました」「小さい子どもがいる人もいますが、勤務シフトを工夫することで、対応できています」などと紹介していた。
同イベントは春と秋に東京、大阪、名古屋の3会場で行われている。10月12日に予定されていた名古屋会場は、台風19号の影響で延期され、2020年2月8日に開かれる。
(トラベルニュースat 19年11月25日号)
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