Go To除外の都民を応援 割引プランで「特別な夏」演出(2) 「少しでも旅行の機会を」
JR東日本グループ、東京ドームホテルも特別企画 都民割りバスツアーも
JR東日本グループの日本ホテルは8月1日から、都民限定の特割プランを販売。都内16ホテルで通常の50%以上の割引料金を設定しているほか1室につき5千円のホテル利用券をプレゼントしている。朝食も無料で提供。ホテル利用券は対象ホテルの直営レストランの飲食や次回以降の宿泊料金の支払いに使える。
そのほか、東京ステーションホテル、メトロポリタンホテルズ都内3ホテル(池袋、エドモント飯田橋、丸の内)、JR東日本ホテルメッツ都内11ホテルもGo To東京除外が解除されるまで続ける。
東京ドームホテルは8月1日から販売。宿泊に加え、隣接する東京ドームシティアトラクションズのワンデーパスポートか、天然温泉スパラクーア入館券のいずれかを選べる。ホテル最上階レストランでのイタリアンのディナーコースか、洋・中・和食のブッフェのいずれかを選べる夕食がついて、アクティビティと合わせると組み合わせは全部で4通り。プランの組み合わせや利用客室、曜日によっては通常料金に比べ最大半額程度の料金設定になっている。駐車場無料の特典も付く。
家族連れを中心に好評で、当初8月末の終了予定を9月末まで延長した。同ホテルの広報担当者は「今、都民の皆さまが県外に行きづらい状況のため、移動も少なく安全・安心で快適にお過ごしいただける都民限定プランの販売をスタートしました。思った以上に多くのお客様にご利用いただいております」。
都民割りバスツアーを催行しているのが、埼玉県志木市に本社のある平成エンタープライズ。果物狩りなどを組み込んだ日帰りバスツアーは1千円、2階建てのオープントップバスで都心をめぐるツアーは500円割り引く。参加者1人が都民であれば、同行者にも割引料金を適用する。
同社では「キャンペーンから東京が除外され、気の毒な気持ちがありました。日ごろ東京在住のお客様も多く、利益を削ることになりますが、少しでも旅行の機会を提供できないかと考えました」としている。
(トラベルニュースat 20年8月25日号)
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