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観光V字回復は四国から JR四国説明会で4県知事がアピール(2) 観光列車も話題豊富

ワクチン接種後の旅行再開へ向け

JR四国では、コロナ禍でも乗客数が好調だった観光列車について「人の動きが戻ってくる秋に観光列車がより注目されることを期待している」(藤本聡常務取締役)。

このうち、ものがたりシリーズの先駆者「伊予灘ものがたり」(松山−伊予大洲・八幡浜)は現行車両での運転がこのDCがラストラン。昨年7月から高知−窪川間で運行を始めた「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」は10月から期間限定で、高知県東部の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線でも走らせる。琴平などと大歩危を結ぶ「四国まんなか千年ものがたり」は運転日を拡大する。

さらに、新列車も登場する。ユニークな列車が走る予土線では、高知県四万十町の海洋堂ホビー館四万十でウルトラマンの特別展示が開かれるのに合わせ、ウルトラマンシリーズのラッピング列車「ウルトラトレイン号」と、全国で唯一「鬼」の字が入る愛媛県鬼北町にちなんだ「鬼列車」が7月から運行される。

説明会では、JR西日本の室博執行役員鉄道本部営業本部長が「ワクチン接種後は国内旅行が必ず戻る。来年には岡山DCも控え、四国DCと合わせて瀬戸内の魅力を発信していきたい」とエール。

JTBツーリズム事業本部の籠島慎二氏は「お客様の旅行マインドにぴったりな時期のDCに大いに期待している」と話した。

(トラベルニュースat 21年6月10日号)

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