観光業再生こそ使命 JATA髙橋会長が新春会見(2) 不祥事には「襟正す」
Go Toトラベル早期再開を 海外旅行、訪日旅行も再開に備える
「国内旅行については感染状況が落ち着いた段階で、Go Toトラベルのできるだけ早い再開を希望している。再開には昨年、JATAが実施したワクチン・検査パッケージの実証実験の知見や経験で実施することが肝要です。実証実験では宿泊事業者と連携し約8千人に旅行を提供し、1人の感染者もなかった。ワクチン・検査パッケージを原則とすれば、旅行が感染拡大の要因ではないとデータで証明できたと考えています。Go Toトラベル事業で大いに参考にしてほしい」
「海外旅行は昨年末にフランス、ハワイ、韓国への視察団派遣を予定していましたが、オミクロン株による感染急拡大で延期しました。視察団派遣を適切な時期に再開し海外旅行再開の突破口にしたい。トラベルバブルの構築など、これなら安全安心と受け入れられる仕組みをつくりたい」
「訪日旅行は感染急拡大で小規模管理型ツアーの実証実験は中止になっている状況です。ただ、コロナ後に日本を訪れたいとするデータはたくさんある。ニューノーマルに対応した新たなコンテンツ、魅力を磨き、再開に備えたい」
また、会長交代の契機にもなった昨年の不祥事については「会員企業による雇調金、Go Toトラベルの不正受給は誠に遺憾で重く受け止めている。一会員企業の事案として片づけるのではくJATAとして襟を正してコンプライアンスの徹底に取り組む」と話し、経営者、社員別にセミナーを行うこと説明した。
(トラベルニュースat 22年1月25日号)
(前の記事)観光業再生こそ使命 JATA髙橋会長が新春会見(1) 新たなツーリズム構築に意欲
- 万博へ着々 パビリオン内覧始まる(24/11/15)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(2) 県挙げての食のもてなし実現(24/10/25)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(1) 2030年までに県内産50%へ生産者と大交流会(24/10/25)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(2) サステナブルな観光で世界の基幹産業に(24/10/11)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(1) 目標超える18万3千人が来場(24/10/11)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(2) 宿泊観光産業の推進図る(24/09/26)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(1) 臨時総会で再選(24/09/26)