若い力で観光業をけん引 全旅連青年部「宿観光旅博覧会・宿フェス」
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部、塚島栄太部長=長崎県・ホテル長崎)が主催する「第2回宿観光旅博覧会・宿フェス」が2月14―15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。全国の青年部員が所属する47都道府県で趣向を凝らしたブースを出展。全旅連が主導するユネスコ無形文化遺産の温泉文化の登録に関しても全国推進協議会のキックオフイベントも行われた。2日間で前回を上回る3万5千人が来場した。
2日間で3万5千人が来場
オープニングセレモニーであいさつした塚島部長は能登半島地震を念頭に「私たち青年部はできうる限りの支援を行い、観光経済を止めることなく、活性化させます。そうすることがさらなる支援、復興の一助となることを確信している」。
会場ではインバウンド向けのカルチャーブースなどが出展、各地の伝統芸能やご当地キャラクターのショーなどで盛り上がりを見せていた。
温泉文化ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会(青柳正規会長=多摩美術大学理事長、元文化庁長官)のキックオフイベントでは、登録を応援する知事の会事務局の山本一太局長(群馬県知事)は、かつて青年部が特消税撤廃を成し遂げたことに触れ「もう一度、力を合わせてちっちゃな奇跡を起こそうではありませんか」と呼びかけた。
協議会の事務局を担う全旅連の井上善博会長は「最短で2026年の国内候補選定、28年の登録実現に向けて頑張りましょう」と話した。来賓として出席した菅義偉前首相が登録に向けた署名第1号として記帳した。
(トラベルニュースat 2024年3月10日号)
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