全旅連女性経営者の会JKKが設立20周年 150人出席し祝賀会
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会・女性経営者の会(JKK、髙橋美江会長=栃木県・益子舘里山リゾートホテル)が設立20周年を迎え7月9日、東京都千代田区のKKRホテル東京で記念式典と祝賀パーティーを開いた。JKK会員や全旅連の親会と青年部員、協定商社ら関係者150人が出席した。会場では20年の活動をまとめた記念誌を配布。これまでの活動を振り返るとともに、新たな門出とすることを誓った。
次代の発展誓う 弊紙に感謝状
式典は「お蔭様で20周年 観光業の女性活躍新時代 ALLJKKで全国に大輪の花を咲かせよう」がテーマ。髙橋会長は20周年を迎えるに当たり取り組んできたことを報告するとともに「今後も会員一人ひとりがJKKの理念と会の目的をしっかりと胸に刻んで学びを深めて地域社会に貢献したい」と述べ、国の成長産業の柱となる観光産業の中心を担う宿泊業界にあって「JKKは本日を30周年へ新たなスタートとしましょう」と呼びかけた。
JKK創立のきっかけをつくったJKK顧問で第7代全旅連会長の小原健史さんは「初期は会員募集にエネルギーを割いていましたが20年後の現在は大きく飛躍し、JKK会員の中から全旅連会長が誕生してもいい時代になりつつあると思います。さらに研さんを重ねて旅館業界の発展に羽ばたいてほしい」。全旅連の井上善博会長(福岡県・ほどあいの宿六峰舘)は「宿泊観光産業が日本の基幹産業になっていく時代に必要なのは、きめ細やかな配慮や感性を持っている女性の力です。これからも業界を引っ張っていく役割をJKKが担ってください」とエールを送った。
また全旅連青年部の塚島英太青年部長(長崎県・長崎スカイホテル)は「JKKと我々青年部は志ある仲間として業界のさらなる発展と地位向上を目指して、より活発に活動を展開していきましょう」と訴えた。
来賓として群馬県の山本一太知事や観光庁観光産業課の庄司郁課長、全旅連の西海正博会長代行らが出席。JKK発足当時から会員が交代で執筆するコラム「和をもってJKK」を提供している本紙に対して感謝状が贈られた。
また、稲熊真佐子JKK第2代会長(愛知県・豊田プレステージホテル)がオープンセミナーや東日本大震災被災地復興の支援、ピンクリボン活動の推進、乳がんチェックカードの作成、社会貢献活動など、歴代会長が取り組んできた事業を紹介。JKKの20年間にわたって行ってきた効果的な活動についてプレゼンテーションを行った。
第2部の基調講演では社会貢献支援財団の安倍昭恵会長が「美しい国日本(にっぽん)の観光業について」をテーマに講演した。講演会後の祝賀パーティーにも安倍会長は残り、盛大に20周年を祝った。
(トラベルニュースat 2024年7月25日号暑中号)
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