万博へ着々 パビリオン内覧始まる
大阪・関西万博開幕まであと5カ月あまり。一部パビリオンが内覧会を実施するなど準備が進む。2025年日本国際博覧会協会は11月にJATA会員の旅行会社を対象に会場視察と説明会を実施。団体の嗜好に合わせてパビリオン予約ができること、貸切バスの乗降や駐車場などを説明。会期前半の来場を勧めていた。
JATA会員対象に会場視察
万博会場のシンボル・大屋根リングから会場を望むと、当初不安視されたパビリオンの建設は順調に進んでいるようだ。協会関係者は来年4月までに完成する見通しを明らかにした。
大阪府と大阪市が運営する「大阪ヘルスケアパビリオン」の内覧会が10月23日に行われた。生き物のをイメージした網目状の透明な屋根が特徴で、雨が降れば屋根の上に水が流れて循環。自然光を取り入れて発電し、木や紙といった自然素材を活用するなど、建物全体で循環を図る環境共生建築のパビリオンだ。
館内は吹き抜けの空間で、1階から天井までらせん階段状のオブジェが並ぶ。内覧に参加したお笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基さんは「『ミライのじぶん』のブースで、25年後の自分や我が子の姿を見ることができるのが楽しみです」と話し、開幕後の体験を期待していた。
日没後はパビリオン全体をライトアップ。内覧会でも幻想的なパビリオンの姿が現れ、その場にいた関係者から感嘆の声が上がっていた。
博覧会協会によると、貸切バス乗降場所の予約は先着順で一部日時はすでに枠が埋まりつつあるという。バス乗降は1回1500円、隣の舞洲に設けられる待機場は1回1万1千円。会期後半は駆け込み需要が予想されることから、一般団体、学校団体ともに前半での来場を呼びかけている。
(トラベルニュースat 2024年11月10日号)
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