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日本旅館協会発足(1) 各界から新団体へ期待

日本観光旅館連盟と国際観光旅館連盟が合併しスタートした日本旅館協会(佐藤義正会長、3381会員=10月1日現在)。10月18日の設立記念懇親会には約400人が出席した。

日本経済のけん引役に

政府、与党からは羽田雄一郎国土交通相、前原誠司国家戦略担当相、鳩山由紀夫元首相、観光庁の志村格次長、前長官の溝畑宏内閣官房参与ら。自民党からは二階俊博元経済産業相(全国旅行業協会会長)、細田博之総務会長が出席した。観光団体からは全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の佐藤信幸会長、日本温泉協会の廣川允彦会長、日本観光振興協会の舩山龍二副会長らのほか旅行業からはJTBの田川博己社長、近畿日本ツーリストの吉川勝久社長、日本旅行の丸尾和明社長らが出席、新団体を祝した。主な祝辞は次の通り。

日本旅館協会発足

設立記念懇親会の鏡開きで
新しいスタート

羽田国交相「60年以上の歴史を持つ2つの宿泊業の団体は、これまで観光業をけん引してきたが『日本再生戦略』の柱として日本経済のけん引役としても期待している。観光立国の実現に向けては旅館の皆さんのご協力が不可欠。ますますその力を発揮して観光業界をさらにリードされることを期待している」。

前原特命相「観光は地域の柱、日本の産業の柱だ。皆さんのご支援とご協力をお願いしたい」。

鳩山元首相「統合した以上、どんなに苦しいことがあっても、世界の人のため、国民のために頑張ってほしい。日本の旅館は日本の誇りだという自覚をもって築きあげてほしい。統合されて未来に大きく進まれることを願っている」。

細田自民党総務会長「日本旅館は日本の文化財であり、世界の文化遺産だ。日本の文化財を支える皆さんは、様々な問題を乗り越えてさらに発展してほしい」。

二階全旅協会長「今回の合併を飛躍のチャンスと捉えてほしい。全旅協会員は日ごろから受け入れの皆さんにたいへんお世話になっている。これからも大いに頑張ってほしい」。

田川JTB社長「旅行業と宿泊業の2つがパートナーシップを発揮すれば観光業界はさらに発展する。2業者が協力し地域開発や日本のおもてなしを世界に広めたい」。

世界から旅館に 協会ロゴマーク

新団体のロゴマークは多摩美術大学学長の五十嵐威暢さんのデザイン。伝統的な日本の家紋をイメージし、シンボル中央の建物のかたちは旅館を象徴、とり囲む8つの円は投宿する人たちや東西南北を表した。日本全国、世界各国から旅館に投宿してほしいという願いが込められている。

シンボルと組み合わせる漢字のロゴは、何の団体かを認識してもらい、日本語の読めない外国人にはエキゾチックな日本を感じてもらうことを意識した。

日本旅館協会ロゴ

日本旅館協会のロゴ

日本旅館協会発足(2) 役員の皆さんに続く

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