若者と仕事-今こそ夢描き情熱燃やせ
食欲の秋、観光の秋…どの広告やパンフレットを見ても、こんな言葉が躍る季節になってきました。
大人は旅行を楽しむ良い季節ですが、学生で言えば新しい学年に慣れ、新しい試みの動き出す「2学期」です。高校や専門学校でも様々な体験学習や企業とのコラボ企画があり、少なからず私もその中に参加させていただく機会が多くなります。
若い学生に交じり会話をしたり、一緒に料理を作る中では、本当に新しい発見が多いものです。大人たちや同業界の人とばかりいては気づけなかったこともあります。私にとっても貴重な時間です。
ただ、その中で残念に思うこともあります。せっかくの学校学習の中でできる体験だというのに、それが将来の職につながるような密なものになっていないのです。より突き詰めてひとつの分野を学習していくこと、例えば農業や水産でも本当に一から自分で動いていくことが大事だと思いますし、食に携わる企画であれば、その文化や背景、そしてその食材そのものをより深く知り、その上でその食材を自分の手で調理していくことが学生の方々の興味につながるのではないかと思います…
(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)
(トラベルニュースat 2017年10月10日号)
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