文化と革新、気遣いの調和 お客に感動を
寒い冬も過ぎ、日本に美しい春がやってきました。
気候も良く、旅行日和が続く春ですが、「食」で言えば春の旬のものでの大ヒット食材というのはなかなか難しいものです。例年、各旅館では桜鯛のプランなどを打ち出しておりますが、どうもかんばしくない様子。お客様を呼び込むヒットプランにはならなかったようです。
どの季節にも旬の食材はありますが、食材だけに固執せず、企画を盛り込んだプランを考えていかねばなりませんね。
私の旅館では少し前に特産肉の食べ比べができるようなプランを打ち出したところ、お客様にはご好評をいただいております。肉料理の後には、さらに地産地消を生かした野菜のスムージーをお出ししており、これもとても喜ばれています。あと一歩、インパクトがあればより良いのではないかと思いますが、これが企画力なのでしょう…
(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)
(トラベルニュースat 2018年5月10日号)
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