女性客をつかむ 料理長も交えて宿づくり
日本で初のラグビーワールドカップも無事に進み、来年の東京オリンピックに向けてカウントダウンも始まりました。このまたとないチャンスをものにして景気アップを図りたいものです。必ず動く多くの人の流れを少しでも自分たちの地域、旅館ホテルに導いていくことができるよう、どこも努力を重ねているのではないでしょうか。
あるアンケートで「女性のお客様がホテル・旅館に求めるもの」というのがあり、一番に清潔さ―きちんと館内の清掃がされているか、水回りはきれいか。二番目に食事―その土地のもの、郷土料理、ご当地グルメ。三番目にお風呂、温泉。そのあとは設備、接客、立地、サービスと続いています。
旅行をされる方はやはり女性のお客様が多く、男性とは違う目線で見ている方も多いかと思います。そのぶん、気に入っていただければリピートしていただけ、このホテルが良かったと口コミで広めてもいただけます。
女性のお客様の心をつかむのは本当に大事だと感じますが、その女性のお客様が求める一番は「清潔さ」でした。清潔であるという当たり前のことではありますが、非日常を味わいたいお客様が合格点を出す清潔さには、それに加えて「細やかな心配りが見える」ことが必要だと思います…
(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)
(トラベルニュースat 2019年10月10日号)
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