緊急事態宣言 自らを問い質す時期にしよう
私がおります兵庫県は3回目の「緊急事態宣言」が発令となり、もちろん兵庫県だけではなく日本全体がまだまだ翻弄されている最中です。
もうどの業界も厳しさは同じでしょう。飲食店が話題にはよく出ておりますが、それに伴う多くの業界も厳しさは同じように苦しんでいる状況だと思います。コロナ禍で自分たちの仕事を何とかつなぎとめること、そのためにすべきことは、この一年の中でも皆様取り組まれてきていることと思うのですが、まだこの状況は続くでしょう。もっとできること、工夫すること、利益につながることはあるでしょうか。
このような状況は誰もが初めてのことで、旅館ホテルでもまったく違うやり方をしているところも多々あります。様々な試みをし結果、何が一番良かったのかは地域や規模によって違うのは確かですが、やはり「サービスの向上」は必至でしょう。
日々コロナのニュースが流れ、満員御礼とはならず、やっとGo Toキャンペーンとともに大賑わいになっても、ソーシャルディスタンスの理由からやはり満員にはできず。部屋数・客数を減らすしかないところはほとんどでしたでしょう。
その売り上げ減のために、あるホテルは宿泊料を値上げし、あるホテルは従業員を減らし、あるホテルは食材費を節約しました。ただ、それらをしたことによってサービスが低下してしまったホテルは失敗につながったのではないでしょうか。
皆さんは本当の意味での努力をしていますか…
(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)
(トラベルニュースat 2021年5月10日号)
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