宿泊特化型の真打ちが登場 ホテルヴィスキオ京都
ここ最近京都駅周辺ではホテル開業ラッシュである。とりわけ八条口は「ホテル京阪」(234室)「変なホテル」(98室)「ダイワロイネット」(192室)と宿泊特化型ホテルが目立つ。
そのような中、真打登場といえるのが、JR西日本ホテルズの「ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA」(京都市南区)である。京都駅八条口から徒歩2分の場所に5月30日に開業した。「ヴィスキオ」ブランドとしては大阪、尼崎に次いで3軒目である。
地上9階建て、延床面積約1万7350平方メートル。1階にフロント、ロビー、ゲストラウンジ、レストラン「ヴィスキオガーデン」、2階には男女大浴場、フィットネスルーム、コインランドリーを整備した。一部2階から9階までが客室で、ツインを中心にダブルやファミリールームなど計7タイプ全423室、最大939名収容できる。
土地・建物を松原興産が所有、ジェイアール西日本ホテル開発のフラッグシップホテル「ホテルグランヴィア京都」(537室)が運営する。
名称に「by GRANVIA」とあるようにヴィスキオ京都は質の高いフルサービスを提供するグランヴィアに対して、セルフケアのシンプルスタイルが特色の宿泊主体型ホテルとしてBED(ベッド)、BATH(バス)、BREAKFAST(朝食)の3つのBに重点を置いた。
メーンとなるツインは184室のモデレートツインが約21・5平方メートル、次いで126室のスーペリアツインが約28・8平方メートルと、ゆとりの広さを確保。1つめのBのベッドはシモンズ社製のホテルのオリジナルモデルを導入し、ダウン90%のデュべを採用した。2つめのBのバスルームは洗い場付きでトイレとは独立させ、複数人数での使い勝手に配慮している…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2019年6月25日号)
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