日本で2軒目のブランド フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波
7月1日、大阪市浪速区に「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」が開業した。世界的なホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが展開するホテルブランドで、札幌に次いで2軒目。
「フェアフィールド」は、マリオット・インターナショナル創業者のジョン・ウイラード・マリオットと妻アリスがバージニア州に所有していたフェアフィールド農園にちなんで名付けた。同農園でマリオット夫妻が友人や大切な人を素朴ながら温かくもてなしたというホスピタリティを受け継ぎ、ブランドテーマは「Beauty of Simplicity(シンプルであることの美しさ)」に設定。ホテルは世界に1千軒以上展開されている。
ホテルは大阪・ミナミの主要ターミナルであるJR・南海、大阪メトロ難波駅から徒歩5分と交通至便な場所に立地。
敷地面積約1669平方メートル、地上14階建て、延床面積約1万979平方メートル。客室はスタンダードツイン96室、スタンダードキング88室、スーペリアキング60室、スーペリアツイン55室、ユニバーサルツイン1室の計300室。レストラン「アリス・テーブル」(102席、個室2室)、フィットネスセンター、コインランドリー、売店「The Market」という宿泊特化型ホテルだ。
客室はユニバーサルツインの広さ約27平方メートルを除き、全室約21平方メートルで統一。バスタブはなくレインシャワー付きのシャワーブースとトイレ、ベーシンが分離独立し使い勝手のよい構造になっている。とりわけベーシンはベッドルームに面して配置しスライド式のドアで仕切ることができる。手洗い、洗面、ポットの水入れなど、わざわざバスルームにいかなくてもよく、とにかく便利。また基本的にバスタブがない分、部屋を広く使えるのだが、壁面を活用し洋服掛けやバゲージラックを設けるほか、冷蔵庫や金庫、アイロンやアイロン台なども壁側に上手に収納し、さらに広く使いやすく設計されている…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2020年7月25日号)
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