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「曽根崎」を楽しむホテル ホテルエルシエント大阪

大阪市北区の曽根崎エリアはバーやスナック、クラブ、小料理屋、和割烹などの飲食店約3千店舗が軒を並べるという大阪を代表する繁華街。一般にキタと言われる新地とは一線を画し、ディープな大阪を楽しめるエリアで、浄瑠璃「曽根崎心中」の題材となった露天神社や商店など昔から大阪人に親しまれた下町の社交場といえよう。

そうした立地特性を背景に8月1日に開業したのが「ホテルエルシエント大阪」。ホテルをハブに街を知り、街に触れ、街の魅力や価値を発見できる“街ブラ”や“ライブ”を楽しむ“街ライブラリーホテル”を目指す。

ホテルは敷地面積約986平方メートルに地上17階建て、延床面積約8666平方メートル。客室253室、ゲストラウンジ1カ所、男女大浴場、ジムなどを備える。関西電力グループの関電不動産開発が開発し、関電アメニックス(大阪市)が運営する。

客室はダブル112室、ツイン141室という内訳だ。スタンダードツインは幅広ベッド2台にベンチシート式のソファ、小ぶりなテーブルを組み合わせて、くつろぎの空間を生み出した。また壁に薄型液晶テレビを掲げ、入口の壁に上下2段の洋服掛けを設えるなど壁面を上手に利用し、コンパクトながら機能的な客室となっている。

2階には男女大浴場があり、これが立派。女性用はロッカーとパウダーコーナーがあり、細かな粒子で女性に人気のドライヤー「ナノイー」を用意し、コットンやシャワーキャップなど浴場必須アメニティは万全。浴槽は大きく広く、坪庭も見える。洗い場は立ったままシャワーを浴びることができるぐらい隣と仕切る壁が高い。圧迫感はなくはないが、浴槽が広い分開放感があり、気にならない。

多彩な種類のシャンプーを揃えたシャンプーバーもうれしいし、ロビーにはアメニティバイキングがあり、メイク落としから洗顔石鹸、化粧水、乳液なども万全。好きなだけ持ち帰りできるのも魅力的だ。

利用時間は16時から25時、6−9時と遅い時間まで利用できる…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2020年11月25日号)

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