楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

宿泊主体型新ブランド アイコニック大阪御堂筋

「宿泊主体型ホテル」といえば、サービスを絞り込みリーズナブルな価格で提供という定番のイメージがあったが、最近は違う。アッパークラスからエコノミーまで多彩にラインナップ。ホテルの本来の機能である「快適性」「利便性」「安全性」などを追求し、上質な時間と空間を提供するところが増えてきた。

そのようなホテルの1つが「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪御堂筋」である。昨年3月16日、大阪のメインストリート・御堂筋沿いにある「オービック御堂筋ビル」(大阪市中央区)内に開業した。

大阪を創業の地とするオービックが長年の思いを実現し建設。地上25階地下2階建てで、1階には飲食店、物販店など、中間フロアにはオフィスが入居する複合商業ビル。ホテル部分は地下1階地上1階、同15―25階に入居する。

「アイコニック」は、三菱地所グループのホテル事業を手掛けるロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京)が展開する宿泊主体型ホテル「THEシリーズ」の新ホテルブランドで、今回が1号店という。

「THEシリーズ」は「キャンパス」「ロイヤルパーク」のブランドがあり、「アイコニック」は「象徴」という意味で最上位ブランドに位置付けている。宿泊料金はキャンパスが1泊1万円前後、ロイヤルパークが同8千―2万円、アイコニックが同1万―3万円というところ。

「大阪御堂筋」は、大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」「本町」から徒歩で約3―4分という交通至便な立地。ホテルビジネスの第1条件であるロケーションは文句なしで、さすが三菱地所グループといえよう。

ホテルも人と同じで、第一印象が大切である。15階に広いロビーラウンジを持ち、大阪の眺望と中央の斬新なアートが迎えてくれる。ロビーに入った時、ゲストは「このホテルでよかった」と確信するはずである。

客室は16階以上に配置し、全352室。24・25階をエグゼクティブフロアとし、同フロアの宿泊客専用ラウンジを設けている。

基準客室は広さ約26平方メートル。決して広くはないが、バスルームは洗い場付きで一部客室にはレインシャワーを整備している。バスルームの面積をとった分、ベッドルームは手狭になるが、壁面を上手に利用し、収納スペースを確保…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2021年1月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ