京都洛北にヒルトンのラグジュアリーブランド　ＲＯＫＵ ＫＹＯＴＯ，ＬＸＲ Ｈｏｔｅｌｓ＆Ｒｅｓｏｒｔｓ

京都市北区の鷹峰三山の麓にある「しょうざんリゾート」内に９月16日、世界的ホテルチェーン・ヒルトンのラグジュアリーブランド「ＲＯＫＵ　ＫＹＯＴＯ，ＬＸＲ　Ｈｏｔｅｌｓ＆Ｒｅｓｏｒｔｓ（ロク京都）」が開業した。アジア太平洋地域へは初進出で、世界で４軒目。

敷地面積は約１万２３７８平方メートル。中央に設けた親水エリアを囲むように宿泊棟、レセプション、ティーハウスやレストラン、天然温泉を引いた屋外プールなどを配置。パブリック施設が並ぶ側から宿泊棟へ渡り廊下で繋ぐなど四季折々の自然を肌で感じられるような造りになっている。

客室は５タイプの計１４１室。１室の広さ約49−１００平方メートルで、中心はデラックスタイプの約50平方メートル。いずれも開放部を大きく設け、鷹峰三山の「鷹峯」「天ケ峰」「鷲ケ峰」の雄大な景色を望める。木質や唐紙、竹細工など自然素材や京都の工芸技術を組みこんだ上質な内装デザインを施し、窓辺などに配置された大きなカウチ風ソファがリラックス感をもたらす。

５タイプある客室で特徴的なのが、ガーデンデラックスで22室備える。窓辺に石張りのバスタブを配置し、同リゾートの温泉を引き込んだ。浴槽は２人が余裕で入浴できる大きさ。そばには椅子とテーブルを配置し、ワインでも飲みながらゆったりと温泉を楽しめる、

温泉は屋内プールにも活用。年中利用できるようにし、プールに直接出入りできるプールサイドデラックスが４室ある。約33平方メートルという広いテラスにはシャワーを備えており、好きな時に好きなようにプールを楽しめるという案配である。

フィットネスやスパトリートメントの施設も完備…

（井村日登美＝ホテルジャーナリスト）

（トラベルニュースat 2021年9月25日号）