MIMARU大阪 難波STATION みんなで遊べるホテル
様々なコンセプトのホテルが増えてきて、ホテル業界は多彩になってきた。6月2日には大阪市浪速区にボードゲームを主体に遊びに特化したホテル「MIMARU大阪 難波STATION」が開業した。またひとつ新趣向のホテルが参入し、大阪を面白くしている。
ホテルブランド「MIMARU」はコスモスイニシア(東京都)が開発し、コスモスホテルマネジメント(同)が運営するアパートメントホテル。大阪で3軒目、全国では20軒目(6月25日時点では22軒)となる。
場所は、大阪メトロ御堂筋線「なんば」駅、同千日前線・堺筋線「日本橋」駅、近鉄難波線「近鉄日本橋」駅から徒歩約8分。日本橋の電器街の入口付近に立地し、道具屋筋や千日前にも近い。
ホテルは敷地面積約642平方メートル。地上11階建て、延床面積約5985平方メートル。客室数は91室。ロビーフロアには「遊べる縁側」、フィットネスジム、ランドリールームを備える。
ゲームや遊びをテーマにみんなで『遊べるホテル』をコンセプトに、客室の1室の広さは約35―60平方メートル、定員4―6人でキッチン、リビング・ダイニングスペース、バスルーム、トイレやベーシンカウンターは独立型とし調理機器や食器なども備えている。
客室や「遊べる縁側」で楽しめるゲームは約130種類以上。国内のボードゲームブームをけん引するボードゲームカフェのオーナーが人数や年齢、家族や友人、言葉などに応じてセレクトし、世界中の誰でも楽しめるようにしている。
客室はゲームがしやすい環境に加え、それぞれ特徴的な造りになっている。最上階に1室あるテラス付きの「スカイテラスとボードゲームの部屋」(定員5人)は和洋室で、スカイテラスで大阪の街並みを望みながら電気グリルを借りてバーベキューなどの食事もできるというぜいたくさ。
また「こども向けボードゲームの部屋」(定員5人)は和洋室で、壁におもちゃ、ベッドに滑り台を設けるなど子どもが喜びそうな仕掛けがいっぱい。室内にキッチンもあり子どもと食事もしやすい。人狼ゲームとマーダーミステリーを一晩中楽しめる「人狼・マーダーミステリーの部屋」(同6人)は照明を落としたリビングルームを設け、大きなダイニングテーブルでゲームを楽しめる。2ベッドルームは天国部屋や密談部屋として活用し、隠れ家的な二段ベッドで休息もできる。
全室とも食材持ち込みで料理を作っても、宅配ピッツアなどを頼んでもいい、という自由さ。
ホテル専用ゲームは8つ用意している…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2022年6月25日号)
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