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“露付き”ホテル開業 ホテルニューアワジグループ・HOTEL侑楽 京八坂

兵庫県洲本市を本拠に関西圏を中心にホテルや旅館を展開しているニューアワジグループ。コロナ禍でもいたって元気で、昨年12月15日、京都市東山区に「Hotel 侑楽 京八坂」をオープンした。同地区には2017年に「坂のホテル京都」(38室)を開業。市内2軒目で、グループ全体では16軒目という。

場所は、東山エリアの北側で、八坂神社から一歩入った円山公園に隣接する。高台寺や二年坂、三寧坂などが徒歩圏内という京都観光の拠点となる好立地だ。

ホテルは以前旅館だった建物を改装。広い庭園を備え、日本情緒漂う和モダンの小規模高級宿泊主体型ホテルである。

玄関先で靴を脱いでくつろぐスタイルを取り入れ、13室備える客室には高級旅館並みの浴室を整備した。

客室タイプは「和風ツイン」が5室、「露天風呂付きツイン」が3室、「半露天風呂付き和洋室」が2室、「和風ダブル」が3室という構成。

1室あたりの広さが44―65平方メートルとゆったりとしており、ベッド幅はツインで幅1200メートルを採用。浴室は2人以上が入浴できる十分な広さ。なかでも「露天風呂付き&坪庭付和風ツイン」は庭、テラスがあり、自然の風や光を感じながら心身をリラックスできる。これから増えるだろう欧米系のインバウンドにも十分対応できるサイズ感である。市内のホテルで、客室内で露天風呂や半露天風呂を楽しめるとは、なかなか珍しいのではないか。

付帯施設は、トリートメントスパ「IRORI SPA」をはじめ、「ゲストラウンジ八坂リビング」、自家製ジェラートの店舗「ジェラテリア『Shima―Otto』」を設ける。

「八坂リビング」は宿泊客専用のリビングダイニング。庭に面して和風のインテリアデザインの落ち着いた空間で、無料でコーヒーやソフトドリンクを提供している。アルコールやおつまみ類も用意しており、こちらは有料となる。営業時間は10―24時、アペリティフタイムは17―19時。宿泊客は滞在中、自由に利用できる…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2023年2月25日号)

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