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キャプション by Hyatt なんば 大阪 地域との関わり体感

2025年の大阪・関西万国博覧会を見据えてホテル開業ラッシュが続く大阪市に6月12日、ハイアット・ホテルズ・コーポレーション(米国・イリノイ州)が、ライフスタイルホテル「キャプションby Hyatt なんば 大阪」を開業した。キャプションby Hyattは、ハイアットが2019年に発表した地域に密着したカジュアルでユニークなライフスタイルホテルで、メンフィス(米国)、上海(中国)に次いで今回が世界で3か所目。日本では初進出となる。

場所は、大阪の台所として知られる黒門市場や道頓堀、大阪のお笑いの発信拠点・なんばグランド花月などが徒歩圏内という飲食店舗が軒を連ねる通称“裏なんば”と呼ばれるエリア。

ホテルは、敷地面積約959平方メートルに地上11階建て、延床面積約6107平方メートル。1階に「Talk Shop(トークショップ)」、2階以上に客室167室を配備し、24時間営業のフィットネスセンター、ランドリーを備える。

サンケイビルが経営し、同社とハイアットの関連会がフランチャイズ契約を締結、グランドビスタホテル&リゾーツが運営する。

ホテルは、宿泊客だけでなく地元客にも焦点を当て、ホテルに集まる人々が創りあげる、すなわちホテルが真のコミュニティーになるようにデザインされている。その特長的な施設がトークショップだ。

朝7―22時まで営業し100席。宿泊客に限らず、地元客などが仕事をしたり、友人とおしゃべりしたり、読書をしたり、好きに過ごせる空間なのである。飲食施設を備え、また人気書店・スタンダードブックストアの店主がセレクトした本を用意するなど、多彩な楽しみを提案する。

料理は「大阪産釜揚げしらすとトマトの和風パスタ」(1300円)、「黒門市場直送 海鮮丼」(1700円)、「串カツの盛り合わせ」(850円)などをはじめ「ミックスジュース」(850円)、「上方ビール」(2000円)など、大阪独自のメニューを揃えた。

さらに、老舗たこやき店舗・たこ焼き道楽わなかの職人が、家庭でもたこ焼きを作ってほしいという思いから…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2024年6月25日号)

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