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カンデオホテルズ大阪ザ・タワー “世界一”のインフィニティ風呂

コロナ禍明けのインバウンド需要で活況を帯びている大阪市。新規ホテルの計画や開業が相次いでいる。

そのうちの1軒が7月17日に大阪市北区に開業した「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」だ。カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(東京都)が運営し、全国28店舗目、大阪府では4店目となる。

ホテルは地域のシンボル的存在であった「大阪三菱ビル」の建て替え計画に伴い、新たに開発された高層ビル「大阪堂島浜タワー」に核施設として入居。客室数548室とチェーン最大規模を誇り、同チェーンのフラッグシップホテルと位置づけている。

場所は、大阪メトロ・京阪電鉄の淀屋橋駅から徒歩で約4分。大阪のメインストリート御堂筋沿いで、水都・大阪のシンボルである中之島など大阪のビジネス・商業・文化などの集積地でもある。交通至便であるばかりか、大阪らしいロケーションを楽しめる一等地といってよいだろう。

新ビルは、そうした立地の良さを十分に取り入れた建物で、地上32階地下2階、塔屋1階建て。17―31階がホテル、16階が観光展望施設、オフィスが4―15階、商業・健康増進施設が1―3階という構成だ。ロケーションの良さが好評で、オフィスの入居はほぼ8―9割決まっているという。確かに目の前に御堂筋、中之島が広がるロケーションは仕事が捗りそうである。

カンデオホテルズは「世界で唯一の“4つ星ホテル”」をコンセプトに掲げ、上質さと使いやすさの両方を兼ね備えて、今までのホテルでは叶えられなかった感動を創造するとし、その最大の特徴が「天空のスカイスパ」である。ホテルの最上階の最高のロケーションの位置に浴場施設を配置し、従来のホテルでは体感できない空間体験を提供する。まさにフラッグシップホテルとして、空間体験の“極み”を目指した。

31階に配置した「天空のスパ」にはインフィニティ露天風呂を整備。地上127㍍にある露天風呂は珍しく、「建物内の最も高層階にあるインフィニティ露天風呂」として、2024年7月11日に正式にギネス世界記録に認定されたのだ。浴場にはオートロウリュウのサウナを設け、水風呂、内風呂もある。仕切り付きの洗い場も整備した。内風呂から水風呂から、サウナからも最高のロケーションが楽しめる…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2024年7月25日号)

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