リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション リニューアル今春オープン、大阪代表が世界へ復権
ロイヤルホテル(大阪市北区)は、今年1月16日に創業90周年を迎えた旗艦ホテルのリーガロイヤルホテル(以下リーガ)を、IHGホテルズ&リゾーツのコレクションブランド「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」として4月1日にグランドオープンする。
ヴィニェット コレクションはIHG初のコレクションブランドで、多様性と発見を体現する個性豊かなホテルのセレクション。2021年8月に発表以来、すでに世界に約50軒超の展開という成長ぶり。国内では、リーガに続き、北海道・洞爺湖の「ザ・ウインザーホテル洞爺リゾート&スパ」(北海道洞爺湖町、386室)が24年12月に加盟している。
リーガは23年1月、カナダ系の投資会社ベントール・グリーンオーク(BGO)に土地と建物を売却。同年6月、IHGホテル&リゾーツに加盟し、同ホテルグループの予約システムの利用を開始している。
そして約1年前から、コロナ禍後のインバウンド需要の回復や4月開幕の大阪・関西万博需要などに対応すべく、商品力の強化を目指し、総投資額約135億円かけて改装を進めてきた。
昨年12月1日には、ブッフェレストラン「ALL Day Dining REMONE(オールデイダイニング・リモネ)」をリニューアルオープン。ソファ席を充実させ、テラス席を増設し、個室を備え、様々な食事シーンに対応する。全312席。
隣接する日本庭園を望む「ラ・ロンド」は日中がスイーツブッフェ、夜はバーやラウンジとして営業。自然光が差し込む開放的な昼間もいいが、幻想的な夜の雰囲気のバーでは珍しく、大阪の名所になりそう。
リモネはメニューや提供方法も一新。朝食ビュッフェに韓国風巻きずし「キンパ」、スイス発祥のシリアル「ビルヒャーミューズリー」などの世界の料理や地元大阪発祥の肉うどん・きつねうどんを、ディナータイムには大阪名物の串カツも登場するという。
さらに完全菜食主義者"ヴィーガン"のライフスタイルに対応し、全時間帯でヴィーガンメニューを提供する。提供方法は「セミブッフェ」スタイルに変えた。前菜やサラダはブッフェ、メインデッシュを選べるようにし、席まで運ぶ。大人1人でランチ6831円(税サ込み)、ディナー8602円(同)。
"ヴィーガン"については、アネックス7階の「THE RAY」でランチとディナーの各コース料理の提供を始めた。精巧な調理技術を駆使し、見た目にも楽しめ、ヴィーガンだけなく健康に気遣う人などにも最適なコースといえよう。ランチ8223円(同)、ディナー・1ドリンク付き1万5180円(同)。
客室はフロアごとに改装を進め、1039室を1001室に減らした。リニューアルコンセプト「伝統美と水の融合」に基づき、ロイヤルグリーンを基調に老舗ホテルが今に伝えてきた日本の伝統美を尊重し…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2025年1月25日号)
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