ドーセット バイ アゴーラ大阪堺 万博開催で満を持して登場
大阪・堺市に3月25日、アゴーラ ホスピタリティーズ(東京)が、日本初進出のホテルブランド「ドーセット バイ アゴーラ大阪堺」を開業した。ドーセットホスピタリティー・インターナショナルとアゴーラ ホテルアライアンスが戦略的提携を行い誕生した新しいホテルブランドで、洗練されたデザインと高品質なサービスを融合した新しい宿泊体験を提供する、としている。
ホテルは南海本線・堺駅から徒歩約5分、堺旧港に面して立地する海を望めるシティーリゾートである。加えてホテル前から大阪・関西万博の会場まで旅客船が就航。約50分で夢洲桟橋まで行く。1名3800円と多少高めだが、ホテルから会場まで直行できるとはなんともぜいたくではないか。このほか堺駅東口から会場までシャトルバスがあり、電車でも行ける。いずれも約40分という万博客を狙っての登場といえよう。
建物は地上11階建て。客室数は321室、最大776人収容。レストラン、会議室、シーサイドテラスなどを備える。
堺駅前に立地するグループホテルの「ホテルアゴーラリージェンシ―大阪堺」(241室)と合わせて562室となり、堺の宿泊市場最大のキャパシティとなる。
客室は、スイート8室を含み、スタンダードツインやキング、スーペリアツインやキングなど計9タイプをそろえる。中心客室は広さ約22平方㍍で、内訳は全体の3割弱の91室を占めるのがスーペリアツインハーバービュー、76室がトリプルハーバービューファミリールーム(3人)、次いで70室がスーペリアツインとなっている。ベッド幅はツインが1100㍉、キングで1800㍉とゆとりのベッドマットレスを採用している。
天井高は2・6㍍あり、窓際にベンチまたはベンチソファを配置し、1人でも複数でも利用可能。こうした新しい仕様は限られた空間を広々と見せ、使える効果がある。
また、バスアメニティの類はロビーでセルフサービスで提供。これも客室のモノを少なくし、環境保全にも貢献している。
宿泊料金はトリプルハーバービューファミリールームが1室2名利用で1万6千円(税サ込)から。スーペリアツインが同1万6800円(同)から…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2025年4月25日号)
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