新クルーズ学コラム
急増する小型豪華客船
最近、クルーズの分野では、旅客定員が100―200名程度の小型のクルーズ客船が増えています。小定員になると運航コストが上がってクルーズ料金は高くなります。現在は、1泊当たり10万円前後からが多く、高い船だと1泊40万円からという船もあります...
日本一周クルーズと地方活性化
新首相は、地方活性化に力を入れると宣言しており、観光の分野でも、一部の都市に集中して観光公害まで引き起こしている状況を多少とも緩和するものと期待されます。 日本国内にも津々浦々に観光地が点在していますが、大都市を中心に放射状に延びる鉄...
アイランドホッピング 東京―伊豆諸島―下田
伊豆半島の東の海上に並ぶ伊豆諸島は、一番大きな伊豆大島を先頭に利島(としま)、新島(にいじま)、式根島(しきねじま)、神津島(こうづしま)が点々と並んでいます。伊豆半島は静岡県ですが、この島々は東京都の所属です。この島々には東海汽船と、その...
アラスカクルーズ 観光公害を防ぐ人数制限の協定
現代クルーズの発祥はカリブ海ですが、それに続いたのはアラスカでした。カナダのバンクーバーを発着港として、アラスカの氷河見学がクルーズの目玉となり、現在ではアメリカのシアトルとバンクーバーの2港がそのハブとなっています。 30年ぶりにア...
津軽海峡クルーズ
本州と北海道の間の津軽海峡を渡って北海道に渡るには、列車で海底トンネルを通って行く方法もありますが、海峡を船で渡ることもでき、青森と函館を結ぶことから青函航路と呼ばれています。 かつてはJRの鉄道連絡船が運航されていましたが、海底トン...
寄港地潤すクルーズの経済効果
連休中の5月5日に大阪港の天保山客船ターミナルのオープニングセレモニーが開かれました。この式典の中で、15分ほどのクルーズに関する講演をする機会に恵まれ、クルーズの経済効果についてもお話ししました。 当日は、9万総トンの大型クルーズ客...
現代クルーズ発祥地は今
14年ぶりに現代クルーズ発祥の地であるマイアミ港を訪れました。新型コロナ禍によって大打撃を受けたクルーズの北米市場での復活状況を見るとともに、世界最大のクルーズ客船として登場した25万総トンの「アイコン・オブ・ザ・シーズ」に会うためでもあり...
モダン・ラグジュアリ船
去る2月15日に大阪商工会議所のツーリズム振興委員会に委員として出席して、日本政府観光局(JNTO)の市場横断プロモーション部藤内大介部長の講演を聞く機会に恵まれました。タイトルは「インバウンドの現状とJNTOの高付加価値旅行推進に向けた取...
等級あるクルーズ船の登場
1960年代末にアメリカで発祥して巨大なレジャー産業に成長した現代クルーズは、一般大衆をメインターゲットしており、クルーズ期間は1週間以内と短く、料金は陸上のレジャーに比べても安くリーズナブルで、船も大きいので船酔いの心配もありません。そし...
フライ&クルーズの時代
マイアミで生まれた現代クルーズが、巨大な観光産業に成長した理由の一つに飛行機との連携がありました。 かつて大西洋や太平洋には豪華客船とも呼ばれた大型定期船が就航していましたが、高速の飛行機との競争に敗れて姿を消しました。いわば客船の宿...