ぱしふぃっくびいなす 就航20周年で記念クルーズ
クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」が、今年は「就航20周年記念」と銘打って様々なクルーズを行っています。
10月末に、乗りやすい週末を使った3泊4日のクルーズがあったので乗船しました。神戸港を金曜の夕刻に出港して、有名な釜山の大花火を洋上から鑑賞して、翌日は釜山観光。日曜夕刻に釜山港を出港して、翌日は朝から瀬戸内海のクルーズを堪能、夕刻に神戸港に戻るという日程です。
外国船に比べると1日あたりの料金は高めですが、日本人シェフの洋食や和食は日本人の舌にはよく合い、海を眺めての展望浴場も風呂好きの日本人には人気で、清掃時間を除くと朝から夜まで好きな時間に入れるのも嬉しいものです。
運航する日本クルーズ客船は、関西と九州を結ぶ阪九フェリーや、関西と北海道を結ぶ新日本海フェリーと同じグループの会社で、日本のクルーズ元年と呼ばれた平成元年よりも以前から、フェリーを改装した「ゆうとぴあ」を使ってクルーズ事業を開始し、第2船は「にゅーゆうとぴあ」、そして同社初めての新造船の「おりえんとびいなす」で本格的レジャークルーズに進出しました。そして「ぱしふぃっくびいなす」は平成10年に石川島播磨重工で建造されました…
(池田良穂=大阪経済法科大学客員教授)
(トラベルニュースat 2018年11月10日号)
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