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MSCベリッシマの日本一周クルーズ

イタリアに本拠地を置くクルーズ会社MSCクルーズが、年間を通じて日本発着クルーズに投入している「MSCベリッシマ」の10日間日本一周クルーズに乗船してきました。それもテレビ通販で有名なジャパネットの完全チャータークルーズです。

今、外国船の日本一周クルーズが日本人客だけでなくインバウンド客にも人気になっています。日本までは飛行機で来てクルーズ客船で日本一周をするという、いわゆるフライ&クルーズのお客です。

クルーズ旅行の大きな特徴は、寄港地だけでなく、船自体もデスティネーションすなわち目的地となっていることです。船上では、多彩な食事が提供され、エンターテインメント、スポーツ施設もあり、港から港への移動中にも好きなように楽しむことができます。「こんな楽で効率的な旅はない」というのが、クルーズに乗船した多くの人々の感想です。特に、海外からのお客にとっては言葉の問題がまったくない外国船は特に安心感があるようです。

クルーズ商品は船会社が直接または旅行会社を通じて販売されるのが一般的ですが、日本では旅行会社によるチャーターが次第に広がってきています。かつて日本ではクルーズ客船のチャーターは大赤字になるということで敬遠されていましたが、クルーズが浸透するに従い、多くの旅行社がチャータークルーズを行うようになっています。ジャパネットのチャータークルーズもその一つです。本コラムの23回目に同クルーズをとりあげましたが、2019年のことですので、すでに5年前のことです。当時は10日クルーズを年間6回実施していました。今年は春に3回、秋に5回の8回実施されました…

(池田良穂=大阪府立大学名誉教授・客員教授)

(トラベルニュースat 2024年12月10日号)

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