新クルーズ学コラム
クリスマスクルーズの季節 ぱしふぃっくびいなす、ラスト✕マス航海へ
比較的長い旅行というイメージが定着している日本船のクルーズですが、12月には1―2泊程度の短いクルーズを「クリスマスクルーズ」と銘打って実施するのが定着しています。それも約1カ月の間に、関東、中部、関西と場所を移して実施するので、クルーズの...
現場を見て学ぶ大事さ 船舶技術系大学生のための研修旅行
中学や高校では修学旅行がありますが、大学になると学校単位での学生旅行はなくなり、研究室旅行や気の合った友ちだ同士での卒業旅行などが行われる程度となります。 そんな状況のもと古巣の大学の後輩教授から頼まれて、船舶工学を学ぶ大学生のための...
「フェリーたかちほ」登場 神戸―宮崎航路に新造船
トロピカルムードあふれる宮崎は、かつては新婚旅行のメッカでした。日本で長距離フェリーが現れた約50年前、いち早く関東から宮崎へのフェリールートが登場した背景には、そんな当時の事情がありました。関東からの航路に続き、関西から宮崎へのフェリール...
コロナ禍から復興するクルーズ
約2年半にわたる新型コロナの世界的流行によって打撃を受けた内外の観光業がようやく復活の時を迎えています。 2019年時点で全世界で年間3千万人が楽しみ、約17兆円の経済規模だったクルーズもこの春から世界各地で復活して順調に乗客を集めて...
遊覧船「カズⅠ」の悲劇 小型客船に「不沈機能」も一考
知床の地で26名の乗客乗員を乗せた遊覧船「カズⅠ」が沈没して、全員が死亡・行方不明になっています。楽しいはずの観光で、死者が出ることは本当に辛いことです。 さて、船の安全規則は、原則として国連の専門機関である国際海事機関で決められてい...
大神島航路の新造船「ウカンかりゆす」 観光が公共交通の維持に貢献
沖縄県宮古島の観光がブームとなっています。沖縄本島から西に約300キロの東シナ海に浮かぶ、日本では珍しい船では行けない離島の1つで、唯一の公共交通機関は飛行機です。沖縄県内の那覇や石垣島だけでなく、大阪、東京、名古屋からの直行便もあり、令和...
新造フェリーが続々 エコな船でクルーズ化進む
大型カーフェリーの新造船が続々と登場しています。2月の本コラムでは名門カーフェリーの「フェリーきょうと」を紹介しましたが、3月末にはその姉妹船「フェリーふくおか」が大阪南港―新門司間に就航しました。全長は195メートルで、瀬戸内マックスと呼...
備後商船の新造船 尾道—常石ミニクルーズ
広島県の尾道は、本州側と向島側の両方の小高い山に挟まれた尾道水道と呼ばれる狭い水道に面した港町で、四国の今治まで島づたいに橋でつながる「しまなみ海道」の本州側の基点ともなっています。放浪記で有名な林芙美子が青春時代を過ごした地としても有名で...
フェリーきょうと登場 ワンナイトクルーズの旅
また瀬戸内海に新しい大型フェリーが登場しました。船名は「フェリーきょうと」で、運航するのは名門大洋フェリー。総トン数は1万5400トンで、全長195メートル、幅27・8メートルの大きさで、船内には全通する2層の車両甲板と、その上に3層の旅客...
与論島ワンデイクルーズ やんばる遠望し美ら海を航行
縄が本土復帰する前、鹿児島県最南端の離島である与論島は若者にとって憧れの島で、1970年代の離島ブーム時には年間20万人もの観光客が訪れたといいます。その後、観光客数は漸減して平成24年の5万人がボトムとなり、その後増加に転じて今は7万人に...