新クルーズ学コラム
3度目の「セレブリティ・ミレニアム」
米セレブリティ・クルーズの9万トン型クルーズ客船「セレブリティ・ミレニアム」が今年も日本にやってきました。 その名前が表すとおり21世紀に入ると同時に建造されたプレミアムクラスの船で、夏はアラスカクルーズに就航して、冬場はオーストラリ...
クルーズの経済効果が実証
一度に数千人の観光客を運んでくる大型のクルーズ客船の経済効果はたいへん大きく、日本各地の地方自治体がクルーズ客船の寄港誘致に力を入れています。 今年も観光庁の「訪日外国人の消費動向の年次報告書」が7月に発行され、その中に訪日クルーズ客...
クイーンメリー2に乗る-老舗再生への事業戦略
老舗定期客船会社のキュナードが、クルーズの世界では失敗して、カジュアルクルーズの雄であるカーニバル傘下で再生できたのはなぜか。クルーズを研究する筆者にとってはたいへん興味のあるところです。 キュナードが最後に建造した大型定期客船「クイ...
クイーンメリー2に乗る-上流社会を彷彿とさせるサービス
再生キュナードのフラッグシップ「クイーンメリー2」(以下QM2)は、フランスのアトランティック造船所で建造されました。総トン数は15万トンで「クイーンエリザベス2」(以下QE2)の約2倍で、完成当時には世界最大のクルーズ客船でした。 ...
クイーンメリー2に乗る-老舗ブランドの重厚さに圧倒
2月に名門キュナードのフラッグシップ「クイーンメリー2」に初乗船しました。 キュナード社は英国の老舗客船会社で、かつては大西洋横断定期航路に「クイーンメリー」や「クイーンエリザベス」などの大型豪華客船を配船していました。しかし1960...
八重山観光に新しい波-快適な新造高速旅客船「あやぱに」
日本各地の多くの離島が過疎に直面し、さらに観光客の獲得もままならない状況にある中で、成功事例の一つに挙げられるのが、石垣島を中心とする八重山地方です。 約10年前に取材した時には年間80万人程度の入込数で、その多くが高速旅客船を利用し...
地中海クルーズ-効率的な欧州観光が実現
前回はフライ&クルーズについて書きましたが、そのフライ&クルーズを利用して地中海クルーズに乗船しています。船は17万総トンの新鋭船「MSCメラビリア」でイタリアのジェノバ港から乗船しました。かつての大西洋横断定期客船のターミナルだった由緒あ...
フライ&クルーズの魅力
巨大なレジャー産業に成長した現代クルーズの成功要因の1つがフライ&クルーズにあると言われています。その字の意味するとおり、飛行機とクルーズを組み合わせたパックツアーで、クルーズの発着港までは高速の飛行機で移動して、そこから客船に乗ってクルー...
カジュアルクルーズの旅 さんふらわあ姉妹で鹿児島へ
昨年、大阪南港と鹿児島の志布志を結ぶカーフェリーが新造船に代替され、運航するフェリーさんふらわあは、クルーズフェリー化を狙って旅客需要の喚起に力を入れています。そのキャッチフレーズは「カジュアルクルーズ」。毎日決まった港から出航するフェリー...
クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018 飛鳥Ⅱの世界一周がGP
今年も余すところあとわずかとなりました。そして恒例のクルーズ・オブ・ザ・イヤーが発表になりました。この賞は、クルーズ客船または外航フェリーを運営する会社の業界団体である日本外航客船協会が、その年にクルーズ振興に目覚ましい貢献をした旅行商品な...