外国人労働者―労働の現場に信頼関係を
人手不足の日本。特に宿泊業では、人手が足りず、稼働率を上げられない状況もあるとよく聞きます。
そのため、業界団体ではまずベトナムにターゲットを定めて外国人人材を獲得する方向とのこと。ベトナム人は日本人に似ておとなしく、勤勉なのでとてもマッチすると思います。
政府もこれまで高度人材に限っていた入国管理法を緩和し、宿泊業について単純労働も認める方向で検討していることもまさに追い風です。
私も、ベトナムの国立大学と7年にわたり交流を続け、信頼関係を築けて協定を結びました。その間、相互の信頼を得るために様々な活動を重ね、今年もすでに4回訪越をしています。
そうした経験をふまえると、少し心配な点があります。それは、ベトナムの人材養成の現場の声や実態をよく汲んだ上で進めてほしいという点です…
(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)
(トラベルニュースat 2018年9月25日号)
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