インターンシップのあり方 学校、企業の連携で解決を
今年もまた企業インターンシップの季節がやってまいりました。再来年の春に社会に出る大学3年生向けの企業インターンシップ参加率は70%を超えたようです。まあ、やったところで、評価される学生はだいたいどの企業でも同じ。社会人基礎力の高いごくわずかの学生に高評価が集中するのが現状でしょう。そのため、大企業はそうした学生のいる確率の高い大学にしか門戸を開いていないような気もします。
大学生側も、求人は山とあるのに一部の企業ばかりを志望するので、実際は広いはずの就職活動が狭き門になるというおかしな状況が続いています。
そんな状況なので、企業インターンシップも、志望するかどうかわからないけど「とりあえず」参加してみて、その企業が「自分を育ててもらうのに適しているか」どうか、上から目線でチェックしています。
企業も上から目線で学生に接し、学生も上から目線で選択する。こんな「だまし合い就活」がいつまで続くのでしょう…
(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)
(トラベルニュースat 2018年11月25日号)
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