東京五輪も大阪万博も民泊も 新時代へ引きずる昭和の発想
いよいよ元号が替わる新年。新たな時代に期待を込めたいと思います。
早速やってくるラグビーW杯。国際行事として日本各地で多くのラグビーファンを歓迎したいと思います。
2025年には大阪万博。ただ、関西人には申しわけないのですが、イマイチ成功する感じがしません。東京五輪もそうなのですが「造ること」が目的となっている感がありありのためです。
万博といえば、海外の英知を集約し国民を動かすイベントと思っていたのですが「大阪・関西が世界に誇るライフサイエンス」で海外来訪者を動かそうというなら趣旨は逆ではないかと思うのです。いくら今インバウンドが好調だからと言って、万博目的にわざわざ空を越えてやってくるでしょうか。それは五輪も然り。結局は土木・建設への公共投資により経済を活性化しようという昭和の発想でしかないのです…
(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)
(トラベルニュースat 2019年1月1日新年号)
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