デジタル化で変わる観光 アナログとの往還に需要
最近、路上で生活をするホームレスの方々が少なくなった気がします。ホームレスの自立支援法が機能し雇用も改善されたからか、ネットカフェに移ったのか。ダンボールハウスが消えつつあるのは良いことです。
代わりにあちこちで見かける機会が増えたのが、路上ライブ。たぶんお金のために歌うというよりも、聴いてもらいたいという承認欲求が彼ら、彼女たちの背中を押しているのでしょう。そして、通り過ぎることなく、聴く人たちも増えた気がします。
そしてスマホの中にも、歌いたい人を応援するウェブサイトがあります。サイト名は、SHOWROOM。AKB48メンバーのようなアイドルからアマチュアまで誰でもオンラインライブができ、年々ファンを増やしています。ウェブ上でライブが実施される時にファンは匿名のアバターで表示され、無料や有料のギフティングで応援もできます。いずれ近いうちに、路上の歌姫たちも皆スマホの中で歌うようになるのはないでしょうか…
(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)
(トラベルニュースat 2019年4月25日号)
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