世界のインバウンドランキング2016
昨2016年の国別外国人到着者数と国際観光収入が国連世界観光機関から発表された。全世界の外国人到着者数は前年比3・9%増の12億3500万人、国際観光収入は2%増の1兆2200億米ドル=以下、ドル(インバウンド一人当り約1千ドル)であった。地域別到着者数では、ほぼ半数の6億人強をヨーロッパが占め、アジア・太平洋が3億人、アメリカ大陸が2億人弱、以下アフリカ、中東の順である。
表(トラベルニュースat9月10日号掲載)は、16年の到着者数上位30カ国・地域=以下、国という=で、日本が初めて1千万人を達成した13年以降4年間の推移である。16年のトップ10のうち6カ国が地続き国の多いヨーロッパである。1位フランスから5位イタリアまでのトップ5は不動だが、昨年は2位アメリカと3位スペインとの差が、ほとんどなくなっている。
2010年は1千万人以上22カ国のうち5カ国(23%)にすぎなかったアジアが、16年は38カ国中12カ国(32%)にまでシェアを拡大、存在感を高めている…
(佐藤陸雄)
(トラベルニュースat 2017年9月10日号)
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