最近5年間の国別訪日客数の推移
昨17年の訪日外国人旅行者数は2900万人近く、4年前、13年の2.8倍という驚異的な増加率となった。表(トラベルニュースat18年3月10日号に掲載)は17年に20万人以上が来日した15カ国の5年間の推移である。
13年比で17年の訪日外国人は総数で2.8倍となっているが、この上位15カ国合計は2.9倍である(表の右から3番目、下から4番目)。総数に対する占有比(表の右から4番目、下から3番目)は91%から94%にシェアを拡大。つまり、これら15カ国が訪日外国人のほとんどを占めているわけである。
上位5カ国は、順位は若干入れ替わるが中国、韓国、台湾、香港、米国が占有して、毎年6位以下との大きな差を保持している。中でも人口が群を抜いて多い中国が、13年の131万人(3位)から17年の736万人(1位)へと5.6倍という伸びを示している。それでも13億人口の0.5%にすぎないので、まだまだ増加傾向は止まるまい…
(佐藤陸雄=観光研究者)
(トラベルニュースat 2018年3月10日号)
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