都道府県別延べ宿泊者数-5億人泊弱も半数の県で減少
観光庁の宿泊旅行統計調査によれば、2017年の全国延べ宿泊者数は5億人弱。15年には及ばないが、ここ数年間増加傾向を続けており、前年比では571万人、1.2%増加した。
しかし表(トラベルニュースat18年4月10日号に掲載)に見られるように、47都道府県中、半数近い22県が16年比で減少しており、特に東北地方の6県中5県がマイナスであることが目に付く。
17年の延べ宿泊者数トップ5は、東京都、北海道、大阪府、千葉県、沖縄県の順で、東京都は全国の12%を占める。
このトップ5は、いずれも外国人の占める割合が高いという共通点を持つ。ちなみに全国で外国人の占める割合は、14年が10%足らずであったのに対し17年は16%に上昇しており、延べ宿泊者数に大きな影響を与える存在となっている…
(佐藤陸雄=観光研究者)
(トラベルニュースat 2018年4月10日号)
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