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日本人の渡航先トップ20 中韓二強、欧米は減少

現時点におけるJNTO発表の出国日本人数の訪問先最新データは2016年のものである。その上位20カ国・地域について、21世紀最初の01年から3年ごとの数値を表にしてみた。

最下欄の出国日本人総数はすべて1600―1700万人台で、訪日外国人の激増とは対照的に、ほぼ横ばいである。

1位中国、2位韓国の順位はずっと変わらないが、それぞれ日本との関係に問題が起きることがあり、両国とも最近は減少傾向にある。

増加が目立つ国・地域はベトナム程度で、01年比では、16年が3.6倍となるが、07年比では1.8倍にとどまる。出国総数にほとんど変化がないため訪問先の順位にも大きな変化はみられないが、11位以下に集中している欧米豪諸国の16年の数値を01年と比較すると、米国、ドイツ、オーストラリア、フランス、イタリア、カナダ、英国と、スペインを除く7カ国すべてが激減している。01年に日本人の52万人が訪問していたスイスも16年は20万人にも満たなかった…

(佐藤陸雄=観光研究者)

(トラベルニュースat 2018年7月10日号)

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