楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「煮えたぎる湯」のまち 群馬県伊香保温泉/ホテル松本楼・松本由起さん

ホテルクレール日笠の山中敬子さんよりバトンをもらった、群馬県伊香保温泉のホテル松本楼の松本由起と申します。JKKに入会させていただき4月で3年になります。私の生まれ育った伊香保温泉についてご案内させていただきます。

伊香保の名は万葉集にも9首詠まれているほど古く、その語源はアイヌ語で「煮えたぎる湯」を意味すると言われています。テレビでよく紹介される石段街は、戦国時代に武田勝頼が長篠の戦いで傷ついた兵士の怪我を癒すために整備したことから始まります。また江戸時代には子宝の湯としても有名になり、女性がたくさん見えるようになったので、関所が設けられました。明治・大正期になると、御用邸や外国公使の別荘が建てられ、文人墨客が避暑にみえ、数々の作品の舞台として人気を博しました。

戦後御用邸が廃止されると、どちらかと言うと社員旅行などの遊興の温泉地へと発展していきました。芸者文化がまだ残っているなど、今でもいろいろなところで面影が垣間見られます。最近では映画「テルマエロマエ」の撮影に利用されたり、地元の「ペヤングソース焼きそば」とコラボしたことが話題になりました…

(JKK=全旅連女性経営者の会リレーコラム)

(トラベルニュースat 2019年1月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ