「温泉まんじゅう」発祥の地 群馬県伊香保温泉/市川別館 晴観荘・茶木万友美さん
石川県・加賀の宿宝生亭の帽子山麻衣様よりバトンを受けさせていただきました、群馬県伊香保温泉・市川別館 晴観荘の茶木万友美と申します。
2021年度に入会し、昨年一度総会に参加させていただきました。ありがとうございます。
さて、伊香保温泉は天正4年(1575年)に傾斜地を利用し温泉街を形成したのが始まりと言われております。私どもは、明治43年石段街中央にて「市川旅館」を創業。のちに祖父が「これからの世の中、車社会になる!」と見通し、昭和32年9月、見晴台地区の1万5千坪の土地に「市川別館晴観荘」として営業し現在に至っております。石段街まで徒歩15分弱。今は賑やかになりましたが、当時は森の中の一軒宿でございました。
今回、伊香保温泉のお土産「伊香保湯の花饅頭」を紹介させていただきます。伊香保で売り出されたのは明治43年。ルーツは江の島の「片瀬饅頭」。当時、伊香保―渋川間で走り始めた電車は、江ノ電の払い下げとのことで関係者が江の島に出かけることが多く、たびたびお土産に買ってきたものがきっかけと言われております。伊香保も土産物があった方が良いと苦心を重ね「黄金の湯」の茶褐色の饅頭を作り上げ、試行錯誤の味「黒砂糖とカルメラ」で仕上げて温泉饅頭となりました。全国各地にある温泉饅頭の先駆となったのです…
(JKK=全旅連女性経営者の会リレーコラム)
(トラベルニュースat 2023年8月25日号)
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